小話
短いお話をつぶやいてみる。夢系の話が主になると思いますが、名前変換機能はないです。
[PR]
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
赤色妹03
赤色妹と弟(ファイア)
・レッド(長男)→妹(長女)→ファイア(次男)の三人兄弟。
・みんな年子である。
***
「ねーちゃん!」
「あ、ファイア」
「わぁ、久しぶり!元気だった?」
「うん、ファイアは、元気だね」
「母さんは?」
「買い物」
「兄ちゃんは?」
「シロガネ山」
「…ねーちゃんは?」
「…? ここに居るよ?」
「…えへへへ」
「ファイア、どうしたの」
「んーん、ねーちゃん」
「なに?」
「ただいま!」
「…うん、お帰りなさい」
***
甘えたがりファイア。
ファイアは兄と姉が大好きに違いない、という設定。
因みにポケモンバトルは姉より強い。
10戦したら6、7勝するくらい。ただしコンテスト関係は姉が圧勝。
赤色妹はコンテストがないかぎりほとんどマサラに居るので、マサラに行けばたいてい会える。
ファイアは旅に出てるけど、定期的に連絡したり、顔を見せに帰ってくる。
レッドは食糧が無くなったら山から降りる。←
しかもトキワに←
・レッド(長男)→妹(長女)→ファイア(次男)の三人兄弟。
・みんな年子である。
***
「ねーちゃん!」
「あ、ファイア」
「わぁ、久しぶり!元気だった?」
「うん、ファイアは、元気だね」
「母さんは?」
「買い物」
「兄ちゃんは?」
「シロガネ山」
「…ねーちゃんは?」
「…? ここに居るよ?」
「…えへへへ」
「ファイア、どうしたの」
「んーん、ねーちゃん」
「なに?」
「ただいま!」
「…うん、お帰りなさい」
***
甘えたがりファイア。
ファイアは兄と姉が大好きに違いない、という設定。
因みにポケモンバトルは姉より強い。
10戦したら6、7勝するくらい。ただしコンテスト関係は姉が圧勝。
赤色妹はコンテストがないかぎりほとんどマサラに居るので、マサラに行けばたいてい会える。
ファイアは旅に出てるけど、定期的に連絡したり、顔を見せに帰ってくる。
レッドは食糧が無くなったら山から降りる。←
しかもトキワに←
PR
整備士02
ノボリと整備士
***
「ノボリは真面目過ぎるって言われない?」
「よく言われます」
「疲れないの?」
「疲れませんよ、これが普通ですから」
「私なら、真面目になんてしてたら息が詰まって死ぬわ」
「貴女らしいですね」
「でしょう?」
「でもトレインに対してはいつも誰よりも真面目に取り組んでいますよね」
「それが生き甲斐だもの、当たり前よ」
「…そういい切れるところが、貴女の美徳だと思いますよ」
「ふーん、まぁ褒めたって、何も出ないよ」
「…それは、誠に残念です」
***
整備士ヒロインは一応部下にあたるんですけど、二人に対しては普段敬語は使わないし態度も良くないです。
それが許されるくらい整備の腕がよく、二人と仲良し。
***
「ノボリは真面目過ぎるって言われない?」
「よく言われます」
「疲れないの?」
「疲れませんよ、これが普通ですから」
「私なら、真面目になんてしてたら息が詰まって死ぬわ」
「貴女らしいですね」
「でしょう?」
「でもトレインに対してはいつも誰よりも真面目に取り組んでいますよね」
「それが生き甲斐だもの、当たり前よ」
「…そういい切れるところが、貴女の美徳だと思いますよ」
「ふーん、まぁ褒めたって、何も出ないよ」
「…それは、誠に残念です」
***
整備士ヒロインは一応部下にあたるんですけど、二人に対しては普段敬語は使わないし態度も良くないです。
それが許されるくらい整備の腕がよく、二人と仲良し。
整備士01
クダリと整備士
***
「クダリ、ティファニーの調子どう?」
「いつも通りバッチリ元気に走ってるよー」
「どっか壊れたりしてない?」
「あー、二両目の窓が割れてたっけ」
「わかった、換えとく」
「うん、お願い」
「因みに、クダリは今日はどうなの?」
「誰も来なくて超暇だよ」
「あはは、ご愁傷様!」
***
いつかの整備士ヒロイン。
ティファニーはダブルトレインの名前。
ヒロインが勝手に全電車に名付けている。
因みにシングルトレインの名前はジョージである。
***
「クダリ、ティファニーの調子どう?」
「いつも通りバッチリ元気に走ってるよー」
「どっか壊れたりしてない?」
「あー、二両目の窓が割れてたっけ」
「わかった、換えとく」
「うん、お願い」
「因みに、クダリは今日はどうなの?」
「誰も来なくて超暇だよ」
「あはは、ご愁傷様!」
***
いつかの整備士ヒロイン。
ティファニーはダブルトレインの名前。
ヒロインが勝手に全電車に名付けている。
因みにシングルトレインの名前はジョージである。
落乱・潮江妹01
潮江文治郎の妹・ヒロイン
・文治郎の二つ下、つまり四年と一緒
・文治郎とは全く似てない
・どっちかと言うと仙蔵に似てる
・妹が一年になろうとしている頃の話
***
『拝啓 兄上
春なお遠く、厳しい寒さが身に堪えます。
家のものはみな健康に過ごしておりますが、町では風邪が流行っているようです。
風邪など引かれていませんでしょうか。
便りがないのは元気な証拠といいますが、たまには文を出してくださいね。
母上が心配しておられます。
さて、今回筆を取りましたのは私事ですが、兄上にお知らせしたいことがあったからです。
来たる春、私も数えで十になりましたので、学園に入学することが決まりました。
春休みに帰省されるときに、色々とお話いただけたら嬉しいです。
取り急ぎ用件のみですが、兄上の健康を祈っています。
かしこ』
つらつらと、きれいな字で綴られた手紙を読み終え、伊作は文治郎に顔を向けた。
文治郎が顔をしかめた理由が少し分かった気がした。
文治郎の様子に苦笑しながら、伊作は文を文治郎の枕元に置いた。
「・・・しっかりした妹さんなんだね」
「・・・ああ」
そう言った文治郎の顔はどことなく赤らんでいる。
それは少々の照れも混じってはいるものの、彼らが居るこの場所は保健室であり、時折咳き込む様子や、いつもよりもかすれてしまっている声を聞けば、誰にでも分かる。
原因は風邪である。
丁寧な口調で、兄の健康を気遣ってくれている礼儀正しい妹からの文。
他意はないとは言え、この寒い中、鍛錬と称し寒中水泳に励み、その結果風邪を引いてしまった鍛錬馬鹿には耳の痛い言葉だ。
今筆を取ったとしても、正直に風邪を引いたしまったことなんてかけるはずもない。
黙ってしまった文治郎に、本当は色々と注意をしようと思っていた伊作だったが、自分が言うよりもだいぶ堪えたらしい様子に、悪いとは思ったけど顔が緩んでしまった。
文治郎も、所詮は人の子なのだと。
そもそも風邪で寝込んでいるとはいえ、あの文治郎が自分に手紙を読ませるなんて驚きである。風邪はこうも人をおかしくさせるものだっただろうか。
「早く直さないとね、風邪」
「・・・そうだな」
それにしても。
文治郎の妹ってどんな子なんだろう。
まったく想像できないが、手紙の様子だと、礼儀正しい子なのだろうと思う。
字もきれいだし。
それにまだ十歳なのに、ずいぶん難しい言葉を知っている。
そう、自分と歳が離れているわけでもないのに。
この手紙を読めたのは文治郎の気まぐれだったけど、いつもより、次の春が来ることを楽しみに感じた。
くすくす笑う僕を、文治郎は睨んでくるけど、顔が赤いからぜんぜん怖くない。
たぶん、妹に諌められていることを笑っているのかと、勘違いしてるんじゃないかな。
まぁ、だからといって本当のことを言うつもりはないけど。
どんな子なのかな。
顔が、文治郎と激似だったらどうしよう。
それはそれで、いいんだけど。
ああ、本当に春が待ち遠しい。
(早く君に会いたい)
***
ながらく携帯に眠っていた落乱夢。
まさに置場に困った。
・文治郎の二つ下、つまり四年と一緒
・文治郎とは全く似てない
・どっちかと言うと仙蔵に似てる
・妹が一年になろうとしている頃の話
***
『拝啓 兄上
春なお遠く、厳しい寒さが身に堪えます。
家のものはみな健康に過ごしておりますが、町では風邪が流行っているようです。
風邪など引かれていませんでしょうか。
便りがないのは元気な証拠といいますが、たまには文を出してくださいね。
母上が心配しておられます。
さて、今回筆を取りましたのは私事ですが、兄上にお知らせしたいことがあったからです。
来たる春、私も数えで十になりましたので、学園に入学することが決まりました。
春休みに帰省されるときに、色々とお話いただけたら嬉しいです。
取り急ぎ用件のみですが、兄上の健康を祈っています。
かしこ』
つらつらと、きれいな字で綴られた手紙を読み終え、伊作は文治郎に顔を向けた。
文治郎が顔をしかめた理由が少し分かった気がした。
文治郎の様子に苦笑しながら、伊作は文を文治郎の枕元に置いた。
「・・・しっかりした妹さんなんだね」
「・・・ああ」
そう言った文治郎の顔はどことなく赤らんでいる。
それは少々の照れも混じってはいるものの、彼らが居るこの場所は保健室であり、時折咳き込む様子や、いつもよりもかすれてしまっている声を聞けば、誰にでも分かる。
原因は風邪である。
丁寧な口調で、兄の健康を気遣ってくれている礼儀正しい妹からの文。
他意はないとは言え、この寒い中、鍛錬と称し寒中水泳に励み、その結果風邪を引いてしまった鍛錬馬鹿には耳の痛い言葉だ。
今筆を取ったとしても、正直に風邪を引いたしまったことなんてかけるはずもない。
黙ってしまった文治郎に、本当は色々と注意をしようと思っていた伊作だったが、自分が言うよりもだいぶ堪えたらしい様子に、悪いとは思ったけど顔が緩んでしまった。
文治郎も、所詮は人の子なのだと。
そもそも風邪で寝込んでいるとはいえ、あの文治郎が自分に手紙を読ませるなんて驚きである。風邪はこうも人をおかしくさせるものだっただろうか。
「早く直さないとね、風邪」
「・・・そうだな」
それにしても。
文治郎の妹ってどんな子なんだろう。
まったく想像できないが、手紙の様子だと、礼儀正しい子なのだろうと思う。
字もきれいだし。
それにまだ十歳なのに、ずいぶん難しい言葉を知っている。
そう、自分と歳が離れているわけでもないのに。
この手紙を読めたのは文治郎の気まぐれだったけど、いつもより、次の春が来ることを楽しみに感じた。
くすくす笑う僕を、文治郎は睨んでくるけど、顔が赤いからぜんぜん怖くない。
たぶん、妹に諌められていることを笑っているのかと、勘違いしてるんじゃないかな。
まぁ、だからといって本当のことを言うつもりはないけど。
どんな子なのかな。
顔が、文治郎と激似だったらどうしよう。
それはそれで、いいんだけど。
ああ、本当に春が待ち遠しい。
(早く君に会いたい)
***
ながらく携帯に眠っていた落乱夢。
まさに置場に困った。
鬼道さんと私とバレンタイン
鬼道さんと田口
***
「鬼道さん!私、今日特大です!」
「…と、特大?」
「はい!受け取ってください!」
そういって押し付けられるように渡されたのはリボンの掛かった小さい箱。
かわいらしいピンクのラッピングを見て、ようやく今日がなんの日か思い出した。
何だか胸が温かいような、照れ臭いような気がして、思わず顔が緩んでしまった。
ゴーグルのおかげで、緩んだ目元を見られなかったのは幸だな、と思った。
これから、ますますゴーグルが手放せない季節になりそうだ。
「…ありがとう、田口」
「いいえー、喜んでいただけました?」
「…ああ」
「なら良かったです!」
嬉しそうに笑う田口は、いつにも増して楽しそうだ。
バレンタインとは、日本では企業商戦の意味合いが強いが、まあ、たまにはそれにのせられるのも悪くない。
それにしても、何が特大なのだろうか。
両手に収まる箱はお世辞にも大きいとは言えない。
むしろ、この間見かけた、市販で売られている物より小さい気がする。
…いや、大きさなんて、どうでもいいのだ。
こういう物は、あくまで気持ちだから。
そう、気持ちだから。
…だからと言って、気にならないと言えば、それは嘘になるわけで。
「…田口、今日は、何が特大なんだ?」
「ええっ、それを聞いちゃいます?」
「聞いてはいけないのか?」
「…別にいいですよ、今日特大なのは、」
鬼道さんへの愛情です!
そう爽やかに言い放った田口に、一瞬脳が着いていかなかった。
何でこんな恥ずかしいことをこいつは惜し気もなく口に出せるんだ!
遅れて赤くなった顔全体を、ゴーグルだけで隠すのはもう無理な話だった。
(だけど、だからこそ、俺は田口が)
苦し紛れに、寒さを理由に、首に巻いていたマフラーでなるべく顔を隠そうとした。
しかし伸びてきた田口の手は、俺の袖の端を緩く捕まえてしまったので、断念した。
腕はもう一本付いているというのに、すっかり失念していた。
(今年も、田口には全く敵わないな)
観念して握った手は、いつも通り自分より小さく、温かなものだった。
***
最近甘くない話が続いていたので、甘ったるくしてみました。
でも何て言うか、たぶんちょっと未来かアナザーの話ですね。
鬼道さんが、自覚してるもの…!←
***
「鬼道さん!私、今日特大です!」
「…と、特大?」
「はい!受け取ってください!」
そういって押し付けられるように渡されたのはリボンの掛かった小さい箱。
かわいらしいピンクのラッピングを見て、ようやく今日がなんの日か思い出した。
何だか胸が温かいような、照れ臭いような気がして、思わず顔が緩んでしまった。
ゴーグルのおかげで、緩んだ目元を見られなかったのは幸だな、と思った。
これから、ますますゴーグルが手放せない季節になりそうだ。
「…ありがとう、田口」
「いいえー、喜んでいただけました?」
「…ああ」
「なら良かったです!」
嬉しそうに笑う田口は、いつにも増して楽しそうだ。
バレンタインとは、日本では企業商戦の意味合いが強いが、まあ、たまにはそれにのせられるのも悪くない。
それにしても、何が特大なのだろうか。
両手に収まる箱はお世辞にも大きいとは言えない。
むしろ、この間見かけた、市販で売られている物より小さい気がする。
…いや、大きさなんて、どうでもいいのだ。
こういう物は、あくまで気持ちだから。
そう、気持ちだから。
…だからと言って、気にならないと言えば、それは嘘になるわけで。
「…田口、今日は、何が特大なんだ?」
「ええっ、それを聞いちゃいます?」
「聞いてはいけないのか?」
「…別にいいですよ、今日特大なのは、」
鬼道さんへの愛情です!
そう爽やかに言い放った田口に、一瞬脳が着いていかなかった。
何でこんな恥ずかしいことをこいつは惜し気もなく口に出せるんだ!
遅れて赤くなった顔全体を、ゴーグルだけで隠すのはもう無理な話だった。
(だけど、だからこそ、俺は田口が)
苦し紛れに、寒さを理由に、首に巻いていたマフラーでなるべく顔を隠そうとした。
しかし伸びてきた田口の手は、俺の袖の端を緩く捕まえてしまったので、断念した。
腕はもう一本付いているというのに、すっかり失念していた。
(今年も、田口には全く敵わないな)
観念して握った手は、いつも通り自分より小さく、温かなものだった。
***
最近甘くない話が続いていたので、甘ったるくしてみました。
でも何て言うか、たぶんちょっと未来かアナザーの話ですね。
鬼道さんが、自覚してるもの…!←