小話
短いお話をつぶやいてみる。夢系の話が主になると思いますが、名前変換機能はないです。
[28] [27] [26] [25] [24] [23] [22] [21] [20] [19] [18]
[PR]
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
鬼道さんと私・20
田口さんと源田
***
「源田のその超次元髪型ってどうやってセットしてるの」
「なんだその超次元髪型って」
「時と場合によるけど、源田の場合は重力に逆らう感じが半端ないよね」
「変か?」
「変じゃないけど、なにで固めたらそんな事になるの」
「別に普通にワックスしか使ってないぞ」
「ちょ、それどういうこと!」
「嘘じゃないぞ、そうだ、触ってみるか?」
「それは是非。」
ちょっとかがんでくれた源田の髪に触れる。
思えば頭を撫でられる事は前々からあったが、私が彼の頭に触るのって初めてな気がする。
「田口、どんな感じだ?」
「いや、なんていうか絶対パリパリしてると思ってたけど、案外自然って言うか、確かに硬めではあるけど剛毛でもなければ突き刺さるほどでもないね」
「突き刺さったら危ないだろ」
「いやでも、御影専農とかのあの人は絶対刺さると思うよ」
「・・・否定はできないが」
「て言うか本当になんでこうなるの?というかお風呂上りとかどうなってんの?」
「どうっていわれてもな・・・なんと言えばいいのか」
「うーん、よし分かった。源田、泊まりに行っていい?」
「は?」
「だって実際見たほうが分かりやすいし」
「お前、そういう問題じゃなくて・・・」
「いいじゃん、気になる・・・ってわわわっ、何ですか鬼道さん!耳引っ張らないで下さい!」
「(鬼道も鬼道だけど、田口も本当に学習しないなぁ・・・)」