小話
短いお話をつぶやいてみる。夢系の話が主になると思いますが、名前変換機能はないです。
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鬼道さんと私・16
鬼道さんと田口さん
***
「鬼道さん、見てください」
「・・・どうしたんだ、それ」
「家庭科研究部の友達に作ってもらったんです。どうですか?」
「どうって言われてもな・・・」
放課後ばったり出くわした彼女は俺がグランドで着ているような真っ赤なマントを着ていた。
違いといえば、マントを前で止めている紐がふんわりしたリボンに変わっているくらいだろうか。
それを嬉しそうにはためかせながら、田口はキラキラした目で俺を見てくる。
「ずいぶん嬉しそうだな」
「はい、嬉しいです!」
「・・・そんなに嬉しいのか?」
「はい、だって」
これで鬼道さんとペアルックですよ!
そう高らかに宣言した彼女に俺は開いた口がふさがらなかった。
*
「・・・恥ずかしいからやめろ!」
「ええっ、せっかく作ってもらったのに!」
「いいからやめろ!」
***
鬼道さんとのペアルックって激しく目立ちますね。
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