小話
短いお話をつぶやいてみる。夢系の話が主になると思いますが、名前変換機能はないです。
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鬼道さんと私・19
辺見さんと調理部部長・高橋さん
***
「高橋と田口って昔からの友達だったりするのか?」
「そうね…初めて会ったのは小四だから、幼なじみとは言えないけれど、そこそこの付き合いね」
「…ふーん」
質問をした事に特にたいした意味はないのだろうが、私の返答にどこか引っ掛かりを感じるのか、辺見君は生返事を返す。
「…なにか気になることでもあったかしら?」
「いや、ただ単に仲良いなって」
「そうね、今は同じ部活の部長と副部長だもの。仲が良いのは当たり前だわ」
「まぁ、そうだよな」
「それにあの子と居ると退屈しないでしょう?」
「…あー…、まあ確かに、何時もなんかすごいよな」
「ふふっ、でしょう?」
…もっとも、お得意先とは関係を良好に保つことが大事だから、っていうのもあるけれど。
その言葉を飲み込んで、私は静かに前を見据えた。
*
高橋さんは鬼道さんと夏美ちゃんを足したような複雑な立ち位置に居る。
とにかく面倒臭い。
***
「高橋と田口って昔からの友達だったりするのか?」
「そうね…初めて会ったのは小四だから、幼なじみとは言えないけれど、そこそこの付き合いね」
「…ふーん」
質問をした事に特にたいした意味はないのだろうが、私の返答にどこか引っ掛かりを感じるのか、辺見君は生返事を返す。
「…なにか気になることでもあったかしら?」
「いや、ただ単に仲良いなって」
「そうね、今は同じ部活の部長と副部長だもの。仲が良いのは当たり前だわ」
「まぁ、そうだよな」
「それにあの子と居ると退屈しないでしょう?」
「…あー…、まあ確かに、何時もなんかすごいよな」
「ふふっ、でしょう?」
…もっとも、お得意先とは関係を良好に保つことが大事だから、っていうのもあるけれど。
その言葉を飲み込んで、私は静かに前を見据えた。
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高橋さんは鬼道さんと夏美ちゃんを足したような複雑な立ち位置に居る。
とにかく面倒臭い。
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